21/12/10 00:24

彗星が来た!

今、夜明け前の東の空に明るい彗星が見えています。
明るいと言っても肉眼でギリギリ見えるか見えないかという感じですが、双眼鏡なら見事に見えるし、写真に撮るとこのように尾も写ります。
美しい青緑色は翡翠色と言われますが、そのとおりですね。
彗星はたいがいこのような色をしています。

レナード彗星です。12月5日朝5時半撮影。
もうすぐ低い空へ行って見えなくなってしまいます。昨日はもう木に隠れて写真が撮れませんでした。
東が良く見える場所まで車で出かけないといけません。
「彗星のごとく」という言葉のとおり。
予想もしていなかったのに、急激に大きく明るく見えるようになって、またすぐに去って行ってしまいます。
最新の情報を得て急いで見ないと、チャンスを逃してしまいます。
これだけ科学が進歩した時代でも、彗星の予報はなかなか当たりません。変化が激しい星なんです。
ちなみに、動きは月よりも遅いです。なぜなら月より遠いからです。
尾があるので流れ星のように思う人が多いですが、移動はゆっくりです。

私は彗星が大好きなので彗星を見ると元気が出ます。
このような尾のある明るい彗星は3年に1回ぐらいかな。
去年はもっと大きいのが出ましたが、梅雨どきで天気が悪かったのでちょっと見ただけで終わりでした。

90年代にはこれの10倍以上の大彗星が2個来ました。
私がこれまで見たのを全部数えると、肉眼で見える彗星は20個以上あったと思います。
昼でも見えたほどの明るい彗星もありました。月よりも大きい巨大なクラゲのような形の彗星も。
不思議なのは彗星が来るときは連続して次々とやって来ますが、来ない時は何年も来ないというような。
今は観測態勢が整っているので微小な彗星まで精密に追跡されていて、年に何十個も観測されていますが、私が実際に見ることができる彗星は年に3個ぐらいです。

今はちょうど連続してやって来ていて、同時に3個も見えていて観測が忙しいです。
こちらは小さいかすかな彗星ですが、天体望遠鏡だと良く見えて短い尾もわかります。12月6日朝5時撮影。
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星。1969年にウクライナの天文台で他の彗星を撮った写真の片隅に偶然写っていて発見されました。
撮影者がゲラシメンコで発見者がチュリモフです。それを報ずる古い天文雑誌が家に残っていました。古い雑誌はとても価値があります。
この彗星は太陽の周囲を回っていて(他の大部分の彗星は帰って来ません。通り過ぎて行くだけ)約6年ごとに観測されています。
そして正確に軌道がわかったので、ヨーロッパの探査機が行くことができました。そしたら何と落花生のようなひょうたん形をしていました。
空飛ぶひょうたん島!
岩石ではなく氷山のような氷の塊で、ごく小さい天体です。
それが太陽の熱で蒸発してガスが発生し大きく明るくなります。

こういうのがたくさん地球に衝突して海ができたのではないか?生命の素は彗星から来たのではないか?と言われています。
月の表面が穴だらけになったのも彗星や小惑星がたくさん衝突したためです。
問題は多くの彗星たち(それこそ無数にあります)がどこからやって来るのか?

太陽系の外側、冥王星よりも遠い所に「オールトの雲」という星雲があって、そこから太陽に向かって落ちて来るのではないか?
と言われていますが定かではありません。
太陽系に属さない遠方からやって来る彗星もあるようです。
まさに宇宙の放浪者。そういう星が地球に生命を運んで来たというのはロマンがありますね。

昔の人がスケッチした彗星です。肉眼で見た感じに似ていて面白いです。
剣の形をしているのは、彗星は戦争の前ぶれという迷信があったからです。
実際こんな形をした彗星もあると思います。

 

お布団の虫、とけ込んだように完全に同化しています。西川の高級なタオルケットですが、私物化していて爪を引っ掛けてもうボロボロです。
女王様は最高級の寝具を必要とされます(汗)

食用菊を買いました。前からいつも探していましたが、大きなスーパーでやっと見つけました。
これは山形産。東北地方の名物なんですよね。
 明川哲也の短編小説「花丼」とても良かったので強く印象に残っています。

酢を少し入れた熱湯でサッと茹でて冷蔵庫に保存。
鶏肉に良く合うので親子丼には相性良いです。
湯豆腐、お雑煮、うどん、ラーメン、おでんにも。
煮魚や豚生姜焼き、トンカツ、すきやき、牛丼にも合うと思います。
酢の物が美味しい。薄く切った大根や蕪とでタコ酢なんか最高です。
来年は庭で栽培してみたいと思います。
観賞用にも良いので価値ありますね。

街からの帰り道、浅間山が真っ白で綺麗でした。右側の山です。
噴煙が上がっていないので噴火は小休止。活火山なので、いつもは噴煙が上がっているのですよ。
左側の高い山(実際には浅間山のほうが高い)は四阿山です。これも火山ですが、それは太古の昔。今は死火山(休火山?)です。
しかし阿蘇山に匹敵するくらいの巨大な火山で、左側のほうは断崖絶壁で直径数キロの巨大な噴火口になっています。
周囲には過去の噴火の壮大な爪痕がたくさん残っています。猛烈な大爆発を起こした模様です。
今後再びそういう事が起こらない保証はありませんから、自然災害には気をつけないといけませんね。

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21/01/29 00:43

復活した名機

先日の午後、白樺の木が星のようにキラキラ輝いていました。
こんなのは初めて!
写真を撮りましたが、輝きと色がうまく出ませんでした。
美しい青い光に輝いていたんです。
上のはレンズに当たった光のイタズラで面白い写真になりました。
枝に付着した氷が輝いて見えたのだとわかりました。
積もった雪が昼に融けて夜間に凍ったのでしょう。

 

左は実家の2階の窓からの写真です。
医院の屋上に観測室があって、中に天体望遠鏡がありました。
ご主人が亡くなられ、その後10年間放置されていたのを譲っていただきました。
塗装がボロボロでしたが、光学系(反射鏡)は良い状態でした。
綺麗に直しましたが、その後長い間しまい込んでありました。
それを先日復活させました。いろいろと改良して使いやすくしました。

元々は鉄柱台だったので40kgもありましたが、木製三脚を自作して、余計な付属品は取り外し、15kgまで軽くすることができました。
性能はまったく変わりません。
これなら持ち運んで日常的に使うことができます。
三脚は工夫を凝らし盆提灯のような曲線美にしました。自信作です。
塗装色はこの写真では白に見えますが、特製のアイボリーです。
日産の高級車の塗色データを元にして、
白+黄色+緑+黒(隠し味)自動車補修用の業務用塗料で調合しました。
グレーの部分も同じですが、黒を多く配合してあります。
実物は写真よりも綺麗ですよ!

これは私がいた会社(ビクセン)の製品ですが、入社する10年前の物です。
当時これが一番大型でした。155,000円!
発売されてすぐに注文したらしく、第一号機かもしれません。まるで試作品のような手作り品です。
とても良い記念になりました。
特別入念に作ったとみえ、性能は第一級品です。
何百台と望遠鏡をテストして来ましたが、こんなに良い物には滅多にお目にかかれません。
せっかくの名機、活用してやらないと可哀想です。

カメラを手で持ってパチリと撮っただけの月の写真ですが、かなりシャープに写りました。
さすがに素性が良いです。元が違います。
何十年もやってますが、この世界、奥が深いなと感じます。
ちゃんとした方法で撮れば、もっとずっと綺麗に写ると思います。
この望遠鏡のおかげで毎日が楽しくなりそう。

月の写真を撮っていたら「キャイーン!」という声が聞こえたので見ると、遠くのほう雪の上を野生動物が疾走していました(°◇°;)
月夜とはいえ夜だし、何という動物なのか不明です。白っぽい小さい動物でした。
それにしても、すごい速さで驚きました! カールルイス(過去の人ですが)よりも速い!?

 

雪の下に埋めてある大根を掘り出しました。
場所がわからず、あちこち掘って大苦戦!
先日の、水場にピンポイントで穴を掘った野生動物に完全に負けています(笑)
目印を付けておくべきでした。
埋め戻した後、次回のために棒を立てておきました。

見事に鮮度が保たれていました。
雪の下はいわゆる「氷温貯蔵」
外が−10℃のときも雪の中は0℃に保たれています。
しかし野生動物に齧られていました(~_~;)
たぶん野ネズミ。雪の下にトンネルを掘って活動するとはしぶといですね!
葉っぱが特に美味しかった。柔らかい新芽の所だけをおひたしにして、鰹節と醤油で食べたら最高でした。
大根葉は野菜の中で一番美味しいかもしれません。

カツオを大量に買って来ました。
トラちゃんは大喜び!
盆と正月と誕生日が一度にやってきたようなもんだ。
いつものように爪を出して凶暴になりました(汗)
少しだけ食べて、残りは冷凍保存しました。これは1ヶ月分?

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20/06/26 03:09

日食

先日の日食、皆さんの所では見られましたか?
あいにく曇り空の所が多かったようですね。
ここでは雲の往来が激しかったですが、運良く一番大きく欠けたときに太陽の所だけ晴れました。

欠け始め→最大→日没終了
です。夕方なので太陽が低くて木の枝が邪魔で、移動しながらの撮影は大変でした。
事前にテスト撮影をしました。
色調を変えず3万分の1に減光する特殊なフィルターを使用。
露出アンダーだと夕日のような綺麗な赤に写りました。

50年前のレトロな天体望遠鏡が活躍しました。
昔の望遠鏡は太陽観測には最適なのです。
楽しい一日でした。
(今は、危険なので太陽を見てはいけません!と注意書きがあります)

 

美しい蝶が来ました。
調べてみたらヒオドシタテハのようです。
数が少なく生態には謎が多い、との事です。
小柄だったので、もしコヒオドシなら高山蝶で県の天然記念物です。

ピンクの野バラです。普通は白なのに珍しい。
とても良い香りがします。

イチゴが実りました。
今までは放置していたのでほとんど実りませんでしたが、
ちゃんと手をかけてやれば応えてくれますね。

ウグイスカグラも甘くて美味しいです。
今年はたくさん実を付けました。
これは道端に生えていて、草刈り機で刈られてボロボロだったのを庭に移植したら、3年目で見事に復活しました!

キノコが出ました。食用のクリタケです。間違いありません。
普通は晩秋に出るのですが、初夏に見たのはこれが初めてです。
ちょっと気味が悪いので食べませんでした。
これからキノコシーズンになります。

厚手の羽毛布団はもう片付けようかな。
次に出てくるのはトラちゃんお気に入りの”黄金の毛布”です。

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20/01/10 00:30

オリオン座に異変!

今オリオンが南の空高く輝いています。

しかし、左上の一番明るかった赤い星「ベテルギウス」に異変が起きています。
去年の秋から急激に暗くなり、昨年暮れには1等星から2等星に転落してしまいました。
この写真(12月29日撮影)で見ると右上のアルデバラン(おうし座)より暗く、
ベラトリックスや三ッ星などと同じぐらいの明るさになってしまいました。

今までこんな事はなく、初めての事だそうです。
このまま暗くなってしぼんでしまうのでしょうか?

この写真は2009年撮影です。
ベテルギウスが一番明るいです。

専門家によれば、
ベテルギウスは超巨星なので大変不安定な状態で、もう寿命を終える寸前。
最後には大爆発を起こし超新星になって最後の輝きを放ち、わずかな期間で消滅してしまうのだそうです。
ベテルギウスまでの距離は430光年。
つまり今見ている光は430年前のものですから、今はもうベテルギウスは存在しないのかもしれません。

超新星爆発のエネルギーはすさまじいもので、
1054年に日本でも記録が残っている「客星」はおうし座に現れ、金星のような明るさになり1ヵ月間昼でも見えたそうです。
今は同じ場所に残骸になった「かに星雲」がボンヤリと見られます。
場所はベテルギウスの上の方、おうし座とオリオン座の中間あたりです。望遠鏡でないと見えません。

これは7200光年ですからすごく遠いですが、もし430光年のベテルギウスが爆発したら!?大変な事になりそうです。
満月のような明るさに輝き、オゾン層が破壊されるという説もありますが、逆に大した影響ないという説もあります。
いずれにしても昼でも見えるほど明るく輝くことはたしかです。
その輝きは長くは続きません。

この図は子供の頃買ってもらった図鑑、星の大きさの比較が面白いです。
太陽は地球の109倍あって、アルデバランは太陽の38倍、ベテルギウスは太陽の1000倍の大きさです!
この図の中のぎょしゃ座エプシロン星はベテルギウスの3倍ですが、最新の情報では普通の星ではなくブラックホールのような物だとわかって、この図は間違い。
ですが他にも同じような巨大な星がいくつかあります。
太陽は平均的な大きさの星で寿命は100億年ですが、
超巨星は燃料を浪費してしまって短命なのです。
ベテルギウスは太陽より若い星ですが、質量が太陽の20倍なので寿命が短い計算になります。
質量が20倍だが直径は1000倍もある。つまり希薄なガスなんです。中心部だけが強く圧縮され強い光を放っています。

このまま暗くなって行って、その後ある日突然明るく輝いて消滅してしまうのか?
それともまた復活して元の状態に戻るのか?誰にもわかりません。
皆さんもオリオン座が見えたらベテルギウスと他の星の明るさを比べてみてください。
都会の空でも良く見えます。

 

さてお待ちかねトラちゃん登場です(=^・^=)
冬本番になり、お留守番には湯たんぽを用意してあげます。
可哀想なので滅多にお留守番はさせないのですが。

朝用意した湯たんぽは夕方になってもお風呂と同じぐらいの温度です。
まる一日なんとかなります。
低温やけどの危険があるので、布を何重にも巻いて布団の下に入れて出かけますが、帰宅後に出してやりました。
ちょうど良い暖かさなので頬ずりしています。

ストーブの上で沸かしたお湯を使っています。
ストーブを消した後も熱を保存できる湯たんぽはエコですね。
電気器具と違って電磁波を出さないので健康的です。
(定かではありませんが、いろんな説があります)

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19/12/27 06:02

猫サンタが来た^^¥

最近ネタ切れ気味だったんですが、
急に間に合わないラッシュになりました。
ですが週一のペースを崩さずに、先送りしながらボチボチ行きたいと思います。
よろしくおつきあいお願いします。

まず季節の話題から。
23日には10cmの積雪があり、24日も雪。
ホワイトクリスマスになりました。
この程度なら雪かきの必要がないので気分も明るいです。

21日朝に撮影した雪の結晶です。
氷の上のも美しい。

猫サンタのサクラちゃんからプレゼントが届きました!
サクラちゃんの命日12月19日に、普段行かないリサイクルショップへ行ってみたんです。

えっ(@_@;)1600円!? 16,000円の間違いじゃない?
レジへ行くまで不安でしたが、本当に1600円でした。
黒い小さいのは900円。

下の小さい黒いのは、今はないエイコーというメーカーの製品で野鳥観察用の地上望遠鏡。昭和45年頃の大変珍しい品物で高級品です。
3000円ぐらいでも売れるはず。
両方まとめて買ってしまいました。

大きいほうは昔いた会社の製品です。
クリスマスにお似合いのオメデタイ色だと思います。
自社製品は仕事の苦労を思い出すので嫌なんですが、あれから何十年もたったので懐かしくなって買いました。
さすがに良くできています。85年製。業界をリードし新時代を開拓した製品でした。

これの開発段階では私も参加し、スーパーポラリスという名前は皆の投票で決めました。
台湾へ輸出されたら直訳で「超北極星」になっていました(笑)
欧米へも大量に輸出されました。輸出仕様は色が黒で高級感がありました。

しかしブームは去り今は販売数激減で、昔競い合っていたライバル会社はほとんど廃業してしまい、今はビクセンの一人勝ちという状態になりました。

これはメーカー希望小売価格96,000円を64,800円で販売できるように企画されました。
それだけ値引きしても小売店には十分な利益が残るので喜ばれました。

基本性能は高級品と同じ。付属品を少なくしたり工夫を凝らして低価格を実現しました。
買ってくださったお客様はもとより、各方面に利益をもたらし社会貢献できたと思います。
大好評で大量に売れたので中古市場では安価です。
それにしても1600円は安すぎ。8000円ぐらいが相場だと思います。
これは新品同様で傷ひとつない美品です。

この付属品だけでも十分1600円の価値があります。
とにかく天から降って来たような素晴らしい掘り出し物でした。

サクラちゃんは飼い主に似て望遠鏡遊びが好きでした。
部品をコロコロ転がして座布団の下に隠してしまうんです(笑)

Vixenという社名ですが、69年の天文雑誌に解説がありました。
1822年アメリカの詩人モーアによる、サンタのそりを引く8頭のトナカイのうち1頭の名前だそうです。
やはりクリスマスにお似合いですね。

左は大阪のカメラ店へ応援販売に行ったときの写真。
右は休日に皆で八ヶ岳高原へ星を見に行ったときの写真です。
右端に写っている人が、この望遠鏡の生みの親(設計者)です。
若い人が多くて楽しい会社でした。

次回は1月3日になります。
皆様、良いお年をどうぞ。

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